私は、何かに影響されやすい性質だと思う。
ドラマや小説はもちろん、友人や親、すれちがった人。
雰囲気や景観、雑踏にさえも。
だからこそ、自分を見失わないために自らを監視する必要があるのだ。
頭の中での口調が変わる事はよくある。
物語の登場人物や友人の方言などに影響を受けて口調が変わるのだ。
私は関西人であるから、頭の中でも関西弁で物事を考えることがある。
『これは……やから、こういう事になる』『せやったら、こうしたらええんやないか』
といった風に。
これが、他からの影響を受けると
『これは……であるから、こういう事になる』『ならば、こうすればいいのではないか』
に変わったりするのである。
私はこのような性質をプラスと考える。
他人の影響を受けやすいとは、すなわち他人の考えや思いを自らに取り込みやすいということだからだ。
しかし、これは逆に自らの思いや考えが貫けない事につながってしまう。
そうならないためにも、冒頭で述べた通り常に自らを監視し続ける必要がある。
監視し、質し、正すのである。これは頭の中だけでなく、行動においても同一である。
そうすれば、自らの意見と他の意見を比較し、昇華させることすら可能である。
何の影響もなければ生まれなかったかも知れない考えや思いを抱いた時は興奮する。
「何かに影響されやすい」という性質を見つけることも、それをどうやってプラスに向かわせ、
活用するのかも、自らを監視する中でわかった事である。
自らを少し離れた所から見つめることで他からの干渉と自分の変化を見つけられる。
そして、多くの発見をするのである。
# by kouka-j-jo | 2011-06-05 18:56 | 日常